有限会社ACAハセガワでは、貴女の為に世界で一つのハンドバッグをオーダーメイドで作り上げます。ARS樹脂、プラスチック、アルミニュウム以外の革・皮製品のあらゆる修理の相談に乗ります。

このバッグはどんな物?

失礼な質問になってしまうかもしれませんが、お許しください。

90歳の母の持ち物の中に、
白いハンドバッグが二個でてきました。
どの様なお品物かわからず、リーフレットが有りましたので。
検索いたしましたらカタカナのハセガワがヒットしましたので
成否が分らないのいでお尋ねいたします。


 ハセガワ 様
ご回答ありがとう御座いました。

二つとも、タンスの中に多分ずっと
しまったままだったと思われます。
購入したまま、型くづれ防止の
紙を丸めたものも、入ったままでした。
ですが、とても綺麗で新品と言われてもわからないくらいです。30年以上も、
特にお手入れすることもなく、申し訳ないですが、放置保存のままでも、
劣化することないとは、素晴らしいです。
貴重な高級品、大切に使わせていただきます。
ご丁寧なご説明、ありがとうございました。感謝致します。


           s:s様

>S.S様
>お問合せ有難う御座います。
> ハセガワのハンドバッグに間違いありません。高級なお品物です。
> 今後も大事になさり、お洒落をお楽しみください。
>
> お母様にご愛用頂き深く感謝申し上げます。
>
> 二つとも天然皮革を使用していますが、日本の誇るラモーダハセガワです。
> 今では入手できない上質の皮革を使用していますので、
> 今では貴重品となって居ます。少し心配なのは二型とも私長谷川榮一が
> 別の仕事に付いて居た期間の製作した商品なので裏地に当時としては
> 改善されたはずの合皮を使用しているかも知れません。
> 合皮を使ってるとすれば、保管法で状態が心配です。
> 大事に押し入れに入れたままとか、紙箱(お店から買って来たと時のまま)だと
> 日本の気候の夏の高温、高湿度で時間経過とともに加水分解といゆう
> 現象が起こります。この事が心配です。
>

> 加水分解とは合皮の構造が三蔵構造なのです。誠に残念で、業界全体での
> 悩みなのですが真ん中の接着剤が酸化して剥離を起こしながら傷んでくるのです。
> 乾燥系ですとボロボロと粉っぽい現象が。湿式系ですとべたべたになる
> 現象が始まります。
> まだなんともなって居なければ二つとも高級品のラインですのでこのままの
> ご使用が楽しめます。

> すでに上記のような加水分解現象が起こって居ましたらこれからも
> 進行いたしますで、鞄等専門の裏地材ナイロン製のシャンタン地に
> 張り替えをお勧め致します。