有限会社ACAハセガワでは、貴女の為に世界で一つのハンドバッグをオーダーメイドで作り上げます。ARS樹脂、プラスチック、アルミニュウム以外の革・皮製品のあらゆる修理の相談に乗ります。

オキドキ誕生記ーバッグ屋さん宝物

ーその1ー

皆さんが “オキドキ”と検索すると、ロックバンド名やそのほかの品物、お店の名前が出てきます。色落ち防止剤の名前の由来はびっくりしたなもう―とかへェー本当に―,誠にいいなとかの意味を持つアメリカのスラングから名ずけました。(okey- doke,又はokey-doky)


今まで皮革品業界には色落ちすることは世界中の皮革業社・者ならば染料染めを中心に常識的に理解され、欧米では一般人でも知っていることでした。由来は長い年月狩猟生活の体験が長いところから皮革を染めれば色が落ちる。それが天然皮革なんだからとのことでした。

しかし、残念ながら、明治以後日本に輸入されてきたロシヤ革や一部の皮革はヨーロッパの皮革業界で鞣し、仕上げ工程に特殊なミネラルや成分の含有されている水?等のため色落ちしない革があったようでもあります。日本人はこれらの資料を見たことはありませんので検証は出来\ませんが。輸入されていました。

一部の政財界、海外との取引業者のご家族等年収の高い層のご婦人層に使われておられている年月が長かったようです。
これらの各製品はほんの一部です、大半の革は色落ち止めに気休めに近いのですがラッカーやニスで塗布していました。

日本で経済成長を始めますとヨーロッパのデザイナーブランドの洋服とともにハンドバッグも輸入され、使用されるご婦人も戦前とは比較にならない人数に普及するようになりました。舶来ブームといえましょう。そうなりますと。日本の百貨店も専門店も成長隆盛期ですから、お客様から、色落ちのクレームがあると即、取引のある輸入業者・メーカー・問屋に色落ちで汚れた洋服とハンドバッグの弁償金を支払わせてきました。それがPL法施工まで續きました。年間何億円という金額が全国で計算すれば使われたことでしょう。

1995年7月1日施行の製造物責任法がこの地獄からの終焉を業界にもたらしてくれました。デメリット表示を
着けていても賠償請求をされることから逃げられない所でしたが、皮革の色落ちはデメリット表示を添付すれば基
本的に製造物の欠陥と認定されず賠償責任は免除されることになりました。

消費者センターにも永いことかけて知識を浸透させ、理解を得ることに協会・組合は度量くさせていただきました。
しかし、国産革の色落ち1950年前後には色落ちしない革が流通していました。この事実と海外皮革の色落ちを結び付けて考えていないことに業界人は気付きませんでした。