有限会社ACAハセガワでは、貴女の為に世界で一つのハンドバッグをオーダーメイドで作り上げます。ARS樹脂、プラスチック、アルミニュウム以外の革・皮製品のあらゆる修理の相談に乗ります。

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2023年3月18日 : このバッグはどんな物?
失礼な質問になってしまうかもしれませんが、お許しください。

90歳の母の持ち物の中に、
白いハンドバッグが二個でてきました。
どの様なお品物かわからず、リーフレットが有りましたので。検索いたしましたら
カタカナのハセガワがヒットしましたのでお尋ねいたします。

 ハセガワ 様
ご回答ありがとう御座いました。

二つとも、タンスの中に多分ずっと
しまったままだったと思われます。
購入したまま、型くづれ防止の
紙を丸めたものも、入ったままでした。
ですが、とても綺麗で新品と言われてもわからないくらいです。30年以上も、
特にお手入れすることもなく、申し訳ないですが、放置保存のままでも、
劣化することないとは、素晴らしいです。
貴重な高級品、大切に使わせていただきます。
ご丁寧なご説明、ありがとうございました。感謝致します。

           s:s様

>S.S様
>落ち合わせ有難う御座います。
> ハセガワのハンドバッグに間違いありません。高級なお品物です。
> 今後も大事になさり、お洒落をお楽しみください。
>
> お母様にご愛用頂き深く感謝申し上げます。
>
> 二つとも天然皮革を使用していますが、日本の誇るラモーダハセガワです。
> 今では入手できない上質の皮革を使用していますので、
> 今では貴重品となって居ます。少し心配なのは二型とも私長谷川榮一が
> 別の仕事に付いて居た期間の製作した商品なので裏地に当時としては
> 改善されたはずの合皮を使用しているかも知れません。
> 合皮を使ってるとすれば、保管法で状態が心配です。
> 大事に押し入れに入れたままとか、紙箱(お店から買って来たと時のまま)だと
> 日本の気候の夏の高温、高湿度で時間経過とともに加水分解といゆう
> 現象が起こります。この事が心配です。
>
> 加水分解とは合皮の構造が三蔵構造なのです。誠に残念で、業界全体での
> 悩みなのですが真ん中の接着剤が酸化して剥離を起こしながら傷んでくるのです。
> 乾燥系ですとボロボロと粉っぽい現象が。湿式系ですとべたべたになる
> 現象が始まります。
> まだなんともなって居なければ二つとも高級品のラインですのでこのままの
> ご使用が楽しめます。
> すでに上記のような加水分解現象が起こって居ましたらこれからも
> 進行いたしますで、鞄等専門の裏地材ナイロン製のシャンタン地に
> 張り替えをお勧め致します。



2021年12月23日 : 江戸袋物の系譜
徳川幕府の政策の基本はいわば文治主義でした。徳川二百五十年余にわたる
政権の安定は、経済の発展の基盤の上に立つたもので、当初の米中心とした経済から、貨幣、
商品を中心とする商業経済にへとその重点を移行させたからだと言えましょう。そして、
それまでの地域的に限定された大名などに統制された領域経済から、全国規模の経済へと
拡大された。
 この結果、江戸・大阪と言う大都市圏を中心として商業特に問屋・卸業などの経済的
勢力が、大きく發転する結果となったと言えましょう。

これらの商品の製造の為、色々な職人衆が生まれました。特に、元禄年間から職人衆の仕事の
種類の増加は目覚ましく袋物の流行もこの時代からと言われています。この時代になると
フクロモノ=嚢物(袋もの)との呼び名が一般に使われるようになりました。

もちろん、日本の袋物の歴史は古くからあり、特に、三塚古墳
から出土した金属付属のついた袋物
などは現在に通ずるデザインの姿すら
見られる。ただし、この品物は大陸から渡来した物とも考えなくてはならないが、素晴らしい
遺物である。(詳しくはインターネットで検索可能、(2002.1.23報道発表されています。)

ともあれ、日本での代表的な品物である煙草入れを見ても、徳川初期から庶民のあいだに喫煙
の習慣が流行するようになり、腰提型煙草入れが流行るようになった。当時は”叺=カマス型”
(蒲=がまの穂で編んだ二つ折りの袋)入れが売れ筋になり、続いて、大名の参勤交代或いは
諸国寺社の参詣、物見遊山のための路銀入れ、札入れ(紙入れ)財布、合切袋、巾着袋、筥迫
(はこせこ)などの類であった。

これらの職人は布帛(ふはく)職人と革職人とに分かれ、革職人は鹿革と羊革を主な材料として
製作した。従って、現在の革袋技工の大きな流れとしては、布帛製品の製造から転向した者と
革職人から(革煙草入れ、布製懐中物諸製品等)から転向した物の二系統が在ります。

近代袋物縫製工技術の系統は、参考に別掲の系統表の通りで橘信濃を祖とする者が最も著名で
有る。信濃は徳川将軍家お抱えの袋物師で、俸禄は米百俵を賜り、格式としては士分と同様で
苗字帯刀を許されて、玄関先には常に高張提灯を立てていたと言われています。屋敷は日本橋
通り四丁目に構えていたという。

橘信濃の弟子にはふきりや長次郎が居た。長次郎は幕末頃が最も盛んな時期で、下谷坂本二丁
目に居住し、布帛、革双方を扱って、製作し、その技術は自他ともに日本一と言われ、その
門下の名工と言われて苗字を名乗った職人には河野栄次郎、田中鉄之助、島村林之助、花岡
林蔵、花岡喜太郎、北村宗次郎らが居た。その他、数十人の同門生が居た。ふきりや長次郎
は明治四年十月、七十八歳で亡くなった。

後のこの弟子の中から二つの流派が生まれ、河野(こうの)栄次郎の河野派、花岡林蔵の
花岡派である。ハセガワの祖、長谷川富五郎は花岡林蔵を師匠として学んだ。そして、
明治初期にいち早く外国人や外国と商売をしていた方方や教師として来日していた外国人
家族から故障したバッグを預り修理をしながら、”西洋式袋物=ハンドバッグ”を学び始めた。
その工程はパラパラ漫画の作り方を使った。これを遣るには職人は写生力が必須であり、
富五郎にその才が有ったと見える。大いにモノ言った事であったろう。


2021年12月17日 : かばんとハンドバッグの事
皆さんが普段から、言いなれているカバン・かばん。バッグ、ハンドバッグには言葉の歴史があります。
この日本の言葉のさまざまな言葉の事情が有りました。この日本に紳士の物入れは”かばん”で良かったのですが。
当初は帆船でやってきた方々はトランク型の大きな型から、小型の物迄、大きな嚢物から肩掛け袋を持って来たのです。ルイヴィトンの歴史に有るようなものでご理解いただけるでしょう。


この方々が持ち込んだものが文明開化の日本では昔から旅行や日常使われていた兵庫県富岡周辺の柳行李の職人によって修理をされたり、新規の注文で生産されたり居てきました。この実物は博物館などで見られます。
まだご婦人は多くは有りません
 その後、明治維新後から安全になった日本は色々と貿易面や教育面、などあらゆる面でイギリス、フランス、アメリカなどから沢山の人々が来日し始めました。御用雇われの先生方も夫婦で到着し始めました。ハセガワの初代も含む日本の職人も目にするようになり洋式袋物を目にするようになりました。(図版1)二代目の五郎の奥さんである祖母霜から聞いた話ですが、色々な方々に紹介をお願して壊れたバッグ、不都合があるバッグを拝借して修理をさせてもらっていたとの事でした。

特に江戸タバコいれ職人、京都筥迫の職人が目にすることが多くなりました。金属の飾りを付けることが出来ましたから、口金付きの小型のまさに手提げバッグ=ハンドル付きバッグが出来始めました。ここから、ハンドバッグの歴史が始まります。


2021年2月14日 : ハンドバッグのオーダーメイドの価格が高くなるのは?
Q. オーダーメイドの価格高くなるのはどうして?

A. 一般にオーダーメイドという場合にはこの日本では三通りあります。メーカー、問屋、自社生産の小売店の既成型の素材、色のアレンジいわゆるセミ・オーダーメイドとかパターンオーダーメイド=昔はイ―ジ―オーダーと言っていました。香港あたりで一夜にしてホテルに届けますと広告が出ている物はこの代表的なものです。日本でも検索すると沢山出てきます。バーキンあり、ケリーバッグ在りです。明らかに普段生産している形だなとわかるものです。

正確に言えば一つだけ作る、フル オーダーがそれでしょう。参考にする原画・写真・スケッチがあるご注文、自分の希望の仕様を指定なされる場合をフルオーダー、カスタムメイド カスタムオーダーなどと表現します。この場合は無から有を作るわけです。

当然、製作時間はかかります。デザイン図から採寸、型紙お越し、荒裁ち、化粧裁ち、素材選定、手入れ、革裁ち、革漉き、馴らし揉みを含む準備工程、縫製開始(ミシン掛け、2~3種のミシンを使い分けなどなど、袋縫いの場合は返し工程などなど通算最低7時間、15~18時間は見なければなりません、難しいデザインですと20時間~見ます。必然的にコストは上がります。その分満足度は大きいものです。
2021年2月14日 : オーダーメイドに関するQ&A
.  海外の品物を模倣して作っても良いのですか?


はい、今では欧州・アメリカ・アジア各国で意識の高いビッグ・ブランドを所有する会社では、意匠権(デザイン・図案の権利)を確保している会社が多くなっています。従って、丸写しに新製品を模倣することは避けるべきと考えます。個人用に限り、一部自分用の使い勝手をデザインに加えたり、何らかの独自の変更などがあればお目こぼしになる場合があるでしょうが、確実なことではありません。     
一様その都度研究する必要があります。不用意には出来ません。

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